TTS届きました

TTSのデモボードと試乗用のペアが届きました。

DSC_0727

トゥーピースとハードワイヤーは写真のようなパーツで構成されます。

テレマークスキーヤーマガジンの動画ではSTS同様にクランポンスロットがついていましたが、実際の商品では黒いコの字のパーツでスロットのスペースをつぶしています。まぁハードワイヤーと干渉するので、この位置にクランポンはつけられませんね。

DSC_0730

ピボットは2か所、ベースは6穴です。資料ではボレーのトレードマークの6holeという説明だったので、てっきりヒールライザーの2穴も含めた6穴だと思ってましたが、スイッチバックの4穴プラス2穴の6穴です。ボレーのジグでいうとスイッチバックの4穴+3ピンのテール側の2穴を使用します。

https://www.voile.com/voile-binding-mounting-jig.html

トゥーピースの3穴の位置は固定なので他社のテックビンディングはマウントできません。

さて、実は試乗機についてはロッドの長さやピボットの位置を変更できるようにインビスにしようとしていましたが、どうやら難しいようです。

(※インビス化は全てのメーカーで非推奨です。PLの対象外ともなりますのでご了承ください)

真ん中の穴がトゥーピースで微妙に隠れます。トゥーピースを外せばいいのですが、樹脂パーツにビスを入れるので、何度も着脱しているとビス穴がバカになります。

とりあえずインビス化は諦めることになりそうですが、なるべく早めに試乗機を作ってお試し頂く場を作ることにします。

Voile TTS Binding

来季発売予定のTTSビンディングについて問い合わせも増えて参りましたので、ざっと簡単にご紹介します。

TTS(Telemark Tech System)は一部の愛好家が自作したり、ソルトレイクのとあるお店がVoileに依頼して作成していた製品で、テックピンとハードワイヤーを使用したビンディングです。

検索してみるといろんなタイプのビンディングが出てくると思いますが、どれもこれもガレージ臭の強い作りで、さすがアメリカだなあと感心します。

さて、そんな中ここ3年ほどVoileでは正式な自社製品としてこのTTSを出すという話が進んでいましたが、とうとう来季販売されることになりました。

ラインナップは下記の通りとなります。

TTS Stiff – Small 240-280mm
TTS Stiff – Medium 285-325mm
TTS Stiff – Large 320-360mm
TTS Tour – Small 240-280mm
TTS Tour – Medium 285-325mm
TTS Tour – Large 320-360mm
TTS Tour – Medium, Long Travel Cart. 305-350mm

上代は税抜き50,000円、重量はペアで1.13kg、ソールレングスとカートリッジの強さが異なります。

StiffはX2カートリッジ、Tourはスイッチバックカートリッジとなります。ちなみに最後のLong Travel Cartという商品は特にソールレングスの長い人向けに長いスイッチバックカートリッジを使用した商品ですので、ほぼ日本人には必要のないものかと思います。

商品の特徴ですがまだ実物が届いていないので、これまで出ているTTSのレビューから想像するに、セカンドヒールを使用していない以上、決してテンションの強いビンディングではないかと思います。どちらかというと軽快さやシンプルさゆえのトラブルの無さが特徴で、比較的軽量で細めの板に適合していると言えるでしょう。

来季早めに試乗機を作りますので、秀岳荘さんやカラファテさんの早期の試乗会で試して頂けたらと思います。

さて、続いて質問の多いピンについてご紹介します。今回は実物がないので今季発売されたスノーボード用のSTSビンディングでご説明します。

DSC_0721

ピンの開閉は手動となりますので、ステップインはできません。

ピンを固定した状態が下記の写真となります。

テックピンをロックした状態と同じく完全にロックされます。

誤解放についての質問がされますが、Voileではここ3年をかけてピンから開発を始め、その過程で先にSTSを販売しています。更に1年かけてTTSを販売するということを考えると十分なテストがされていると考えています。

次にウォークモード時のヒールですが、3ピンハードワイヤー同様、ライザーの後ろに、格納するのがベスト、というかそれ以外の方法はないでしょう。今回はロッドがU字のため、マウント後のロッドの着脱はできませんので。

DSC_0012

取付時にはお店とよく相談してください。

最後に、ピボットが2か所選べるようですが、これについては詳細確認中です。

しかし靴はどうすればいいのでしょうね。こればっかりはうちはビンディングメーカーなのでどうにもできないのですが、NTNブーツはカフも高くて剛性の強い靴が大きいので、このビンディングに合う軽快なものがあればいいのですが。

いっそTLT5のタンを外して使うとか。。。

皆様のアイデアありましたらお聞かせください。

PLUM D-Board

今期よりスプリットボード用の新商品が登場します。

PlumのD-Board。

ツーリングブラケットの下に装着することで滑走時の剛性感を高めるプレートです。

もちろんアルミの削り出しですので、製品自体の耐久性や剛性感も素晴らしい仕上がりとなっています。

若干マニアックな商品と思いましたが既にいくつか問い合わせを頂いています。

今期は在庫も限られているため、お早めにお近くの店舗にお問合せください。

Voile Nano strap

そろそろ冬物の問い合わせも増えて参りましたところで新商品のご紹介です。

先シーズン、資料だけでいまいち詳細な説明のなかったボレーのナノストラップシリーズを今回のアメリカ出張で入手して参りました。

従来のストラップよりも細い1.25㎝幅のストラップはマウンテンバイクの愛好家たちのアイデアにより生まれました。

キャンプにバックパッキング、トレイルランニングやMTBなど様々な場面で活躍するでしょう。

ちなみにアメリカではこんなサイトが盛り上がっていて、VOILEストラップも大人気のようです。

長さは15㎝、22㎝、30cmの3サイズ展開、バックルはナイロンバックルのみ、色は従来品と同様の5色展開となっております。

なお、今年は入荷量と極めて少なくなっております。お早めにお店にお問合せください。

19/20ZAG

・UBACシリーズグラフィックチェンジ

 

今シーズン評価の高かったUBACシリーズは来季もシェイプは継続、グラフィックのみのチェンジとなります。

中でも人気のUBAC95の試乗機を白馬のラッピーさんに預けています。ご興味のある方は是非試乗してみてください。

白馬はまだまだ雪があります!

・SLAPグラフィックチェンジ

 

操作性の高いパウダーモデル、SLAPシリーズもほぼグラフィックチェンジのみ。

FWTのVerbierではZAGのライダーWadeckが見事トップを獲得しました。

https://www.freerideworldtour.com/rider/wadeck-gorak

 

・パトロールシリーズ刷新

 

パトロールシリーズが刷新。

特にH96は堅い斜面からパウダーまでオールラウンドに攻めれるモデルとなっています。

19/20 VOILE

voile.png

・名機ドリフターをポローニャコア、ダブルカーボンファイバーシートでリバイス。

・V-TAILも来季はハイパーシリーズ同様の構造を採用、より軽量モデルに。

・テック対応ブーツでの歩行が可能なスプリットボード用STSビンディング(滑走には別途VOILEのMTNプレートやPLUMのSOKなどのビンディングが必要です)

・2モードでの掘り出しが可能なホバックショベル

・短いナノシリーズストラップ

詳細は下記PDFをご参照ください。

Voile_New_19-20