来季ZAG

来季のZAGですが、SLAP Lite、MATAが追加される他はグラフィックチェンジなどもありません。

ただし、為替や送料の値上げの影響もあり、若干の値上げをさせていただきます。

※価格は税抜き

Adret 78165 / 170 / 176¥105,000
Adret 85 L 155 / 160 / 166 ¥110,000
Adret 85 166 / 172 / 178 ¥110,000
Ubac 89156 / 164 / 171 ¥95,000
Ubac 89 L171 / 176 / 183 ¥95,000
Ubac 95170 / 174 / 178 / 184 ¥100,000
Ubac 95 L158 / 164 / 170¥100,000
Ubac 102 164 / 170 / 176 / 184 / 188 ¥110,000
Ubac 112176 / 184 ¥120,000
H-86170 / 177 / 184 ¥85,000
H-86 L155 / 162 / 170 ¥85,000
H-96 L156 / 164 / 170¥95,000
H-96170 / 176 / 182 / 188 ¥95,000
H-106178 / 186 / 192 ¥100,000
S-JUNIOR137 / 147 / 157 / 167 ¥60,000
S-92 L160 / 166 ¥86,000
S-92173 / 178 / 185 ¥86,000
S-98173 / 180 / 187 ¥88,000
S-98 L 160 / 166 / 173 ¥88,000
S-104176 / 182 / 188 ¥100,000
S-104 L  164 / 170 ¥100,000
S-112176 / 182 / 188 ¥105,000
S-112 L  164 / 170 ¥105,000
SLAP LITE 104170/176/182/188¥110,000
SLAP LITE 104 + SKINS170/176/182/188¥135,000
MATA Ti163/168/172/178¥100,000
South Pole (orange) ¥11,000
North Pole Vario (yellow)                       ¥16,000
North Pole Vario (blue)                    ¥16,000

来季モデルのMATAはカービングスキーのモデルなので、詳細はPDFを御覧ください。

ここではSLAP Liteをご紹介します。

Slap LIteはSlap104の軽量ツアーモデルになります(ユニセックスですが、展開は170cmから)。

Slapはポローニャとポプラのミックスのコアにグラスファイバーのレイヤーを組み合わせた構造ですが、Slap Liteは軽量なポローニャの比率を高くし、UBACシリーズ同様のグラスファイバー&カーボンのレイヤーを組み合わせた構造となっています。

スペックとしてはU102とSLAP104の中間というところでしょうか。

重量とディメンションは下記の通りです。

170 : 133.5/103/122, R17, 1.56kg
176 : 134/103/123, R18.5, 1.62kg
182 : 136/104/125.2, R19, 1.71kg
188 : 137/104/126, R20, 1.82kg

U102がUBACシリーズの中でも張りの強い上級者モデルとなっている一方、SLAP104は操作性に優れたオールラウンドモデルですがロングツアーにはやや重い板となっています。

SLAP LiteはSLAP104の操作性を損なうことなく、軽量さも両立させた、バックカントリーのオールラウンドモデルと言えるでしょう。

価格は税抜き11万円、専用シール付きだと13.5万円となります。

興味のある方は来週まで早期予約を受け付けています。お店にお問い合わせください。

Newモデル追加:SR ski & Charger ACE

Newモデルの紹介です。

Charger ACEについては秋ごろにFBでサラッと紹介していますが、つい最近SRシリーズ4モデルが追加されました。

SR(Skimo Race)シリーズは旧WSPシリーズのアップデート版になります。

WSPとコンストラクションは同じですが、ややロッカーの立ち上がりが早く、ラディウスも小さくなっており、よりオールラウンドに使いやすいモデルとなっています。

ディメンション・重量の比較

WSP: 84/63/72, R25, 1.58kg

SR61 : 93/63/79, R19, 1.59kg

また、今回はSR61,SR51ともにそれぞれステップソールのモデルが追加されています。

純粋な競技用のモデルというよりはライト&ファーストを志向するスキーヤー向けのツーリングモデルという位置づけでしょうか。

なお、ポローニャコアのためテレマーク非推奨となります。

チャージャーエースについてはFBから再掲です。

・シェイプはチャージャーシリーズと同じ

・ポローニャコア、セミキャップ、足元にポプラの補強板

・テールに補強、及びシール固定のためのガード付き

・重量はハイパーとスーパーの中間

・剛性は3モデルで一番強い

・テレマーク可

現状のスーパーチャージャーあたりと比べてもかなり走る板になりますので、テレマークでも75mmはやめた方がいいでしょう。NTNでもきっちり踏める人向けです。

23/24 VOILE

来季のVOILEの情報を掲載します。来季はいろいろあります。

まずはお待ちかねTTSです。

以前FBに載せた通りの仕様になります。

・トゥピースはステップインのテック(PLUM製)
・ピボットは3箇所選択可能で、今回はハードワイヤーをフックで穴に引っ掛ける仕様なので簡単に変更可能。
・ブーツにフィットするようヒールの形状を変更
・重量は1/2で550グラム、ただし歩行時にハードワイヤー(264g)を外すことでより軽くなります。
・クランポンは110mmで、これもPLUM製。ただしトゥピースにはまるように肉抜きしてあるので、PLUMの純正は使えません。

トゥのパーツはPIKAで採用されているものと同じと思われます。最初の写真のようにキックターンの際に踵が高く上がると、つま先がレバーにあたってトゥーが開放される、という事象が数件報告されています。これは製品の不具合でなく、レバーの上げすぎ(強くロックしすぎ)が原因で起こることなので、製品的には問題ありません。

PLUMやムーンライトギアのパーツや仕様を引き継いでいるためややコストが高くなっていますが、その分製品としての完成度が高いことが期待できます。

カートリッジは2種類、ソールサイズとピボット位置との対応については下表をご参照ください。

・カートリッジはLT(ロングトラベル)、ショートの2種類
・カートリッジの強さは、
  LT:X2とスイッチバックの中間
  Short:スイッチバックと同等

よほど足の大きい人でない限りほぼほぼショートでいいと思われます。

気になる価格ですが、TTS本体:¥68,000、クランポン:¥20,000(税抜き)となります。

クランポンがかなり高くなってしまいましたが、PLUM製を更に加工しているために価格が上がっていることをご理解ください。

次に板の情報です。

ニューモデルはエンデバー、エンデバーBC、スーパーチャージャーBCになります。

ただし、エンデバーはオブジェクティブと同じシェイプのポプラコアモデルになります(2.3kg/164cm、ペア)。オブジェクティブがハイパーシリーズに組み込まれたため、名前を変えた、ということでしょう。多分。

テレマーク対応のため、この太さを待っていた方には朗報です。TTS搭載の試乗機も作る予定です。

スーパーチャージャーBCは以前のシェイプではあったのですが、今のシェイプになって復活です。ボレーの中では一番太いステップソールになります。

左から、エンデバー、エンデバーBC、スーパーチャージャーBCです。

ちなみになんですが、コアはここ数年ずっとアスペンだったのですが、去年ウェブサイトを更新していていつの間にやらポプラになっていたことに気づきました。多分昨年モデルからです。グラフィックが変わらないまま変わっていたので、もしかしたら混ざっているかも。

まあそんなこともあります。VOILEだもの。

あとは久々に沢山グラフィックチェンジがあります。

気になる価格ですが、今シーズン据え置いた分、来季は値上げを行っております。資材、送料の高騰によるため、ご理解ください。BCモデルについてはステップソール部分の資材高騰のため、フラットモデルよりも価格を上げています。価格は下記のようになります(税抜き)。

ハイパーBC:12.5万円、ハイパー:12万円、ノーマルBC:11.5万円、ノーマル:11万円

スプリットボードは、

スカイライン:14万円、スパルタンアセント、リベレーター、V-tail:11.5万円、スパルタン:10万円

VOILEの板は全てソルトレイクの自社工場で熟練の職人が手作りしています。ポローニャなどの芯材もこだわって東欧から仕入れており、品質に手抜きはありません。
シェイプについても安易に毎年変更するようなことはせず、ソルトレイクのBCエリアで何年もかけて練り上げたものになっており、乗りやすさを徹底的に追求しています。

いろいろなものの値上げでバックカントリー、山スキーもなかなかハードルの高い遊びになってきましたが、こだわって一本を選びたい方、是非試乗会にきてボレーを試してみてください。

23/24 PLUM, ZAG

来季のPLUMとZAGの情報です。

PLUMですが、SUMMITがアップデートしてKARIBOUというモデルになります。

トゥーのベースプレートの下にバネを入れることで、板がたわんだ際にトゥーが8mm前方にスライドして、板のたわみを損なわず、誤開放を防ぎます(特許申請中)。

ヒール側に4mmのクリアランスがありますので、最大12mmの可動域があるということになります。PLUMとしては初の前圧のようなシステムと言えます。

このシステムの利点としては、ブレーキと前圧のシステムが完全に切り離されることにより、ブレーキのトラブルなどが起きにくいことなどが挙げられるでしょう。

価格:90,000円(税抜き)、ブレーキは100mmと120mm、重量565g(1/2)

ZAGは主にグラフィックチェンジになります。

U102LADYはU102に統合、BAKANはU112へ名称変更です。

Ultra Vector, V6, Manti

DSC_0492

2/23の試乗会に向けて今年はVoileより新規にV6とウルトラベクターのAT試乗機を仕入れました。

古い試乗機なのでグラフィックは1世代ほど前のものになります。

あまりちゃんとご紹介してなかったのですが、ハイシーズンで使用するVoileのスキーは形状的に大きく3つに分けられます。

Super charger, Ultra vectorのライン、V6,V8のライン、そしてMantiです。

どれも基本的には軽量でパウダーをメインとしたバックカントリーツアーのためのモデルです。

ドリフターやオブジェクティブはディープパウダー用、軽量ツアー用として特化しているモデルなので、ここではこの3モデルに絞ってご紹介します。

なお、本国でも同様の件について下記の動画で説明しています。

SuperCharger vs. V6 vs. Manti | Which Ski Is Right For You? – YouTube

3モデルとも比較的似た形状のファット、セミファットのスキーなのですが、コンタクトポイント、ウェスト、テーパーという3つの特徴でそれぞれスキーの志向やコンディションに応じて使い分けることになります。

・コンタクトポイント

ロッカーの立ち上がりの位置、といった言ったほうがわかりやすいかもしれません。

V6はベクターに比べて立ち上がりが早く、有効エッジの短い板になります。これによりV6はパウダーでの浮力、ベクターはエッジング性能に優れた板ということになります。

・ウェスト

センター幅です。長さにもよりますが、V8>Super charger>Manti>V6>Ultra vector、という順で細くなります。

・テーパー

トップやテールの幅を絞ることでパウダーでの操作性に影響します。コンタクトポイントとも密接に関係していて、有効エッジの長さにも影響します。

V6はトップもそうですが、特にテールをテーパーすることで操作性をイージーにしています。よくも悪くもずらし易い板ということです。

Super charger,Ultra vectorは適度なロッカーと広めのトップで浮力を稼ぐ、エッジコントロール優先の板。

V6,V8は立ち上がりの早いトップとテールのロッカー、短い有効エッジとテールのテーパーによりパウダーでのマニューバビリティを優先した板。

そして3モデルの中で最も新しいManti(ユタ州の都市の名前でマンタイと読みます)はV6,V8の形状を踏襲しつつ、スーパーチャージャーの太目のトップと粘りのあるテールを採用したモデルです。

多分写真で見てもなかなか分からないかと思いますので、是非試乗会でお試しください。

自分はシーズンのメインはV8、パウダーシーズンの序盤や後半はManti、テレマークにUltraVectorというチョイスです。

Telemark 3-Pin Binding

先シーズンの終盤にひっそりと本社サイトで追加された商品のご紹介です。

Telemark 3-Pin Binding

Voile 201 Telemark 3-Pin Binding – strands (strandsgear.com)

見た目がHD3PINとほぼ同じに見えますが、コバの高さが14-15mmのブーツに対応した3pinのビンディングになります。

エクスカーションのコバが18mmなので、革靴用ということでしょう。

HD3PINで革靴を使用することももちろん可能なのですが、コバが薄い革靴を使用した場合に遊びが出て3ピンの穴が広がってしまうこともあり、そういった道具をお使いのテレマーカーにはぴったりの商品になります。

日本でもブルーモリスさんや富山のマンゾクさんオリジナルの細板が今シーズンから本格展開されるようですが、アメリカでもそんなブームが静かに沸き起こっているのでしょうか。