販売店様からのオーダーも概ね済んだタイミングになってしまいましたが、来季のボレーのアップデート情報をお知らせします。

1.値上げ

まずは嫌なことから始めましょう。ボレーからの卸値の値上げに伴い、日本での販売価格を全体に上げます(ウェブサイトの価格更新はスキーのグラフィックが確定してからになります)。

板+5000円、TTS+4000円、スイッチバック+3000円、3ピン関係+1000~2000円、というのが主な値上げになります。

3pinハードワイヤーは価格据え置きにしました。スイッチバックがちょっと高くなってしまったので、歩行モードがいらないという方には改めて3pinハードワイヤーをオススメします。3pinハードワイヤーはウロコ板との相性の良さ、ピボットがスイッチバックよりも後ろにあることによる滑り剛性の高さなど、もっと見直されてよいビンディングだと思います。

諸々情勢も厳しくご理解ください。選挙に行きましょう。

2.グラフィックチェンジ

スキー、スノーボードともにグラフィックチェンジです。スキーのグラフィックが一部だけ決まっていますので、その分だけチラ見せします。ただしまだ変更の可能性有りです。

細かいことですが、ウルトラベクター>ベクター、スーパーチャージャー>チャージャー、に名称変更です。また、ミリタリーホワイトは廃盤になります。

3.スノーボードアップデート

スパルタン以外はチャンネルシステムから2*4の一般的なインターフェース仕様になります。

これはポローニャ+カーボングラスファイバーのシートにチャンネルシステムを合わせると足元が硬くなることから、フレックスをマイルドにするためのアップデートになります。

なお、スパルタンアセントとリベレーターBCは廃盤、今後パックは付属しません。

また、サイドウォール付きのリベレーターPROが追加になります。

3.新商品

スイッチバックケーブルとTTS用120mmクランポンが追加されます。

スイッチバックケーブルはボレーのyoutubeの中で紹介されていた商品で、スイッチバックのハードワイヤーをケーブルに置き換えた革靴用のビンディングです。価格は48,000円と抑えました。

スイッチバックの代わりにいいとも言えますが、T2エコあたりと組み合わせてガンガン踵を上げるとケーブルが伸びてそのうちスッポ抜けると思います。

また、革靴にしてもスイッチバックのコバ高21mmなので、コバの薄いアルピナのような革靴とは相性がよくありません。

ピボット位置も前で、3ピンの押さえもありませんから、3pinケーブルよりも剛性の弱いビンディングと思ってください。クリスピーのSvartisen、T4などと組み合わせて、緩傾斜で大きな弧のターンを楽しむためのビンディングです。

最後に、ビンディングの取り付けについてお願いです。

今までホームページ上で触れていたのですが、最近ビンディングの種類も増え、靴の剛性も高いものが出ているので、改めての注意喚起とさせて頂きます。

まず、インビス加工は一切補償の対象外となります。
また、VOILEのハイパーシリーズ、ZAGのUBACについては予てからアナウンスしている通り、「テレマーク非推奨」です。ちなみにVOILE、ZAGともにブランドとしては「保証の対象外」と謳っています。

非推奨の理由はどちらのモデルも軽量なポローニャ(桐)の芯材を使っているからです。

昔からスキーをやっている人なら桐芯材がどれだけ弱いかということをよくご存知だと思います。(名品ディナスターイエティには”コブは滑っちゃだめ”と書かれていました。年がバレますな)。

テレマーク禁止にするかどうかは個別のスキーの構造と各社の方針によりますが、軽い芯材はデリケートだということはご認識ください。

いきなり折れたり、ビスが抜けたりということは無くても、スキーキャリアに乗っけて運転しているだけで振動でビスが緩んだりします。ポジドライバーがあればチェックできるので、たまにネジは自分で締めましょう。これはATでも同じです。

何がどこまでダメかということはあえて曖昧にしていますので、取り付けに際してはご自身の体重や滑り方、ブーツ、ビンディング、板の組み合わせを専門店に相談した上で慎重に道具の選択をしてください。

来季のアレとかはビンディングとしては作りがいいなーとは思うのですが、ちょっと剛性が強すぎるし、ピボットとビスの位置関係がアレなので、うちのツアー板には禁止にさせてもらってます。

エルニーニョ予報も出始めて来季もいろいろ心配ですが、パウダーにばかり楽しみを求めなければ日本はいろいろ楽しめるいい国です(なんのこっちゃ)。

来年はエンデバーの3ピンケーブルやエクスプロア試乗機も用意していきますので、是非雪上でお会いしましょう。