2/23の試乗会に向けて今年はVoileより新規にV6とウルトラベクターのAT試乗機を仕入れました。
古い試乗機なのでグラフィックは1世代ほど前のものになります。
あまりちゃんとご紹介してなかったのですが、ハイシーズンで使用するVoileのスキーは形状的に大きく3つに分けられます。
Super charger, Ultra vectorのライン、V6,V8のライン、そしてMantiです。
どれも基本的には軽量でパウダーをメインとしたバックカントリーツアーのためのモデルです。
ドリフターやオブジェクティブはディープパウダー用、軽量ツアー用として特化しているモデルなので、ここではこの3モデルに絞ってご紹介します。
なお、本国でも同様の件について下記の動画で説明しています。
SuperCharger vs. V6 vs. Manti | Which Ski Is Right For You? – YouTube
3モデルとも比較的似た形状のファット、セミファットのスキーなのですが、コンタクトポイント、ウェスト、テーパーという3つの特徴でそれぞれスキーの志向やコンディションに応じて使い分けることになります。
・コンタクトポイント
ロッカーの立ち上がりの位置、といった言ったほうがわかりやすいかもしれません。
V6はベクターに比べて立ち上がりが早く、有効エッジの短い板になります。これによりV6はパウダーでの浮力、ベクターはエッジング性能に優れた板ということになります。
・ウェスト
センター幅です。長さにもよりますが、V8>Super charger>Manti>V6>Ultra vector、という順で細くなります。
・テーパー
トップやテールの幅を絞ることでパウダーでの操作性に影響します。コンタクトポイントとも密接に関係していて、有効エッジの長さにも影響します。
V6はトップもそうですが、特にテールをテーパーすることで操作性をイージーにしています。よくも悪くもずらし易い板ということです。
Super charger,Ultra vectorは適度なロッカーと広めのトップで浮力を稼ぐ、エッジコントロール優先の板。
V6,V8は立ち上がりの早いトップとテールのロッカー、短い有効エッジとテールのテーパーによりパウダーでのマニューバビリティを優先した板。
そして3モデルの中で最も新しいManti(ユタ州の都市の名前でマンタイと読みます)はV6,V8の形状を踏襲しつつ、スーパーチャージャーの太目のトップと粘りのあるテールを採用したモデルです。
多分写真で見てもなかなか分からないかと思いますので、是非試乗会でお試しください。
自分はシーズンのメインはV8、パウダーシーズンの序盤や後半はManti、テレマークにUltraVectorというチョイスです。