来季約10年振りにUBACがフルモデルチェンジとなります。

コアもシェイプも全部変わります。

コアは今季のSLAP Liteと同じ、ポプラ&ポローニャミックスにカーボン&グラスファイバーのシートを組み合わせています。ノーマルSLAPよりもポローニャの割合が多い感じです。

一応セミキャップと言っていますが、現行モデルと違い、トップとテールにも、うすーくサイドウォールは入っています。

サイドカーブは現行モデルより大きく、キャンバーとロッカーは控えめに、足元は柔らかくトップとテールを固めに仕上げ、現行の乗りやすさはそのままにエッジグリップを強化し、高速域での安定性を強化しています。

重量についてはモデルにより現行から100gほど重くなっています。

modelweight24/25weight2526
UBAC89176cm/1.35kg176cm/1.3kg
UBAC95178cm/1.42kg178cm/1.43kg
UBAC102176cm/1.45kg175cm/1.51kg
UBAC112/108176cm/1.49kg173cm/1.64kg

来季で無くなってしまう112と新たに出る108との差が顕著です。

現行の112はこの太さではマーケットで最も軽い部類の板であり、柔らかく操作性のいい板です。一方、108はかなり走破性重視の剛性の高いモデルで、全然性格の違う板となっています。

ざっとスペックの説明はここまでにしておきます。

滑った際のフィーリングはそれぞれだと思いますので是非2/24からの岩岳試乗会にお越しください。

個人的に来季導入しようと思っているのは108です。

ハイシーズンの板としてはロングツーリングでVOILEのハイパーV8、ゲレンデや短めのハイクの際にS112という選択をしていますが、固い斜面なども出るコンディションでかつ102では太さ的に足りないかも、という状況がちょいちょいあります。

そんなわけでハイパーV8より剛性が高くてS112より軽いU108です。

ハイパーV8(176cm/1.4kg)にはPLUMのSUMMIT(565g)を乗せていますので、U108(173cm/1.64kg)にPIKA+ブレーキ(335g)でほぼ同じ重量となります。

アルパインの混じるロングツーリングやアーリー/レイトシーズンのパウダー板として最適な組み合わせになるでしょう。