PLUM

1960年代、シャモニーにほど近いエリアが工業地帯として急速に発展します。後にPLUMを開発するFELISAZ社は自動車に使用される歯車などの精密部品の加工会社として、1968年創業しました。

1994年、現在のCEOでありスキーを始めとした山岳スポーツを愛するアルバートに代替わりすると、FELISAZ社は山岳スキービジネスへの参入を模索し始めました。

2005年にスキー用のテックビンディングのプロトタイプを開発、これに改良を重ね、2008年にディナフィットのパテントが切れると同時に本格的にテックビンディング市場へ参入、PLUMブランドが生まれたのです。
以後、レース用やフリーライディング用のラインナップを増やしつつ、2014年にはスプリットボードの市場に参入し、独自のシステムの製品を開発し続けています。

PLUMのテックビンディングは部品の85%をアルミの削り出しで製造しており、またそれらはFELISAZの自社工場で熟練工の手により行われています。その精度・強度・軽量さが年々評価を高め、今では多くのシャモニーのガイドに愛用されるブランドに育っています。