さて、今更の報告ですが来季よりフランスのPLUMビンディングの取り扱いを開始します。

https://www.fixation-plum.com

ジュネーヴとシャモニの中間に精密機械や金属加工を行う工場が集積している一台工業地帯があり、PLUMの母体であるFelisaz社はここで50年に渡り金属加工を行っている企業です。

約10年前、ディナフィット社のパテントが切れる少し前からテックビンディングの開発に参入、製品の販売から既に10年がたち、現在ではシャモニのガイドからの信頼も厚いブランドとして育っています。

また、3年前よりスプリットボードビンディングの開発にも参入し、こちらも有名ライダーも使用する信頼度の高い製品となっています。

PLUMの特徴はネジ以外のすべての部品を自社でCNCによる削り出しで製造しており、更にその部品のほぼ全てが一本のアルミ柱から削り出されていることにあります。
圧倒的な剛性感と部品の精度・強度と軽量さのバランスは他のブランドの追随を許しません。
以下、代表モデルのご紹介。

DSC_0679

左から、YAK、GUIDE、PIKA、OAZOとなります。

YAK

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ストッパー付き価格:84,000円
ストッパー付き1/2重量:550g

PLUMで最も剛性感の強いフリーライドモデル。解放値は7-14、幅広のベースはセンター幅95㎜以上の板にのみ対応します。PLUMの特性である剛性感にこの幅広のベースは従来のテックビンディングに満足できない力強いスキーヤーの要求をきっと満たすでしょう。

GUIDE

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ストッパー無し価格:63,000円(ストッパーは別売12,000円)
ストッパー無し重量:345g

PLUMの最も標準的、代表的なツアー・フリーライドモデルです。
見た目と構造は数世代前のスピー〇ラディ〇ルと全く同じですが、このヒールサポートの高さは魅力ではないでしょうか。
また、このモデルには女性専用モデルがあるのも特徴的です。
GUIDE XS
https://www.fixation-plum.com/en/nos-fixations-guide/3020-guide-xs.html
来季はGuide7という名称となりますが、トウピースのバネが弱いことに加え、ヒールピースも解放値が3-7と弱く、握力の弱い女性でもウォークモードの切替が容易です。
さすがフランス。カナダとは違う。

ところでPLUMはレース99を除く全ての製品でヒールピースの一部に樹脂パーツを使用しています。
DSC_0695
写真のヒールブロックの黒いパーツは樹脂ですが、POMCという非常に硬質の樹脂を使用し、さらにそれをCNCで削り出しています。この部分にアルミを使用すると割れるため、最低限の弾力性が必要とされるためですが、それでもこのPOMCは他社の樹脂パーツと比べて圧倒的に硬質な素材となっています。

PIKA
DSC_0683

ストッパー無し価格:68,000(ストッパーは別売12,000円)
ストッパー無し重量:280g


GUIDEを更に肉抜きして軽量化したモデル。ヒールサポートの素早い切替が可能です。
そしてPIKAの特徴なのですが、GUIDEや他社モデルと比べてヒールの遊びがありません。
これは触ってもらわないとなかなか説明が難しいのですが、通常ヒールは多少左右への遊びを持たせていますが、PIKAについてはこれがなく、軽量で柔らかい板との組み合わせでも、たわみやねじれによる誤解放を防ぎます。
一方、外れずらいってことです。

OAZO

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価格:62,000円(ストッパー設定なし)
重量:200g

レースモデルにインスパイアされたツーリングモデル。
エクス〇ディションやスー〇ーライ〇と違うものを使いたいならこれ。
もちろんヒールブロック以外全部アルミなので、頑丈さは保証。

DSC_0696

ヒールは前後1㎝ずつ調整可能、解放値は縦は8で固定、横は4-10で調整可能。
歩行モードは3段階。

ベースはレースモデルと同様細めなのでセンター80㎜前後の細い板向けですが、軽量なツアーモデルとして使用するもよし、Voileのオブジェクティブみたいな先割れ板につけて栂池のナイト草レースに出るもよし、いろいろな遊びが広がるビンディングです。

さてさて、いかがでしょうか。PLUM。
しばらく代理店が不在でしたが、その間にとても魅力的な商品が登場し、さらに品質も上がって近年ではトラブルは極めて少なくなっています。

一方、PLUMは全モデル前圧無し。クラシカルな4㎜ギャップ構造です。
ちょっとだけ補足しておきますと、
前圧=安全な解放 は成り立ちますが、
前圧=剛性感 は必ずしも成り立ちません。
剛性感は各パーツがどのような素材で作られているか、それぞれの精度はどうか、解放の仕組みといった要素も複雑に絡むので、パーツが増えれば増えるほど剛性感は失われるかもしれません。
また、当然の問題として重量と破損やトラブルの可能性も高まるでしょう。

4㎜ギャップ構造は現在でもディナフィットの代表モデルで使用されていますし、信頼性に問題があるわけではありません。
前圧付きモデルを選ぶか、シンプルなモデルを選ぶかは各スキーヤーの技量や考え方次第でしょう。

個人的にはSimple, Solid, Backcountryです。

そうそう、来季はStrandsとしての初年度ですので、取り扱い店舗様と在庫などは限定されます。
気になる方は近くのお店にレッツゴーです。

 

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